取締役会の「監督」の本質は客観的評価・牽制ではない



すべての研究者・実務家・学生に問う。取締役会の「監督」機能とは何か?。
以下の条件を満たす解答ができるだろうか?


条件1:  業務執行のみならず、非業務執行取締役の職務執行をも監督の対象とすること
条件2:  取締役会の意思決定機能と両立すること
条件3:  監査との相違を明確にできること
条件4:  下のモデルに即して説明できること

ここに学校の野球部がある。

「野球部の監督」という地位に特化した人はおらず、部員の自治で運営されている。

打撃パート・バッテリーパート・内野パート・外野パート・基礎体力パート、それぞれにパートリーダーが選定されている。
また、その他に対外代表たるキャプテン・購買担当・渉外担当・マネージャーなどの役割を持った部員がいる。

それらチームのコアメンバーはチーム会議を構成し、随時集まっている。

チームの方向性・強化計画・資源配分は、チーム会議で決定する。
各チーム会議メンバーは、チーム会議で計画の進行状況を報告する。



この、チーム会議が取締役会、チーム会議メンバーが取締役である。
このモデルにおいて「監督」とは何か、具体的に説明してほしい。


私の答えは ↓ のとおりである。

私の答

一般論としての監督論

その要旨

取締役会は取締役を客観的に評価・牽制する機関である、とする立場から納得性のある説明ができるか?
正当な反論を待つ。






旧バージョン初版。客観性に関する掘り下げが甘く、モニタリングモデルの本質を描き出せていない

現バージョン直前版。現バージョンの主張は盛り込んでいるが、客観論の問題点の指摘があいまい

ブログ初版=旧バージョン初版

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